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モーセがカナンの地に偵察として送った者が計12人でした。そのうち10人が否定的な報告をしました。残りの2人のヨシュアとカレブは神様のみことばに従順して攻撃しようと言います。
その場にいたイスラエルの民の数は何人でしたか。成人男性だけが60万人、総数は200万人だったそうです。200万人のうち10人なら0.0005%です。まさに針の穴程にも満たない隙間と言えるでしょう。それなら残りの99.995%の1,999,990人が0.0005%の10人に対して、何を言っているんだ。驚くべき働きで私たちをエジプトから脱出させてくださり、紅海も分けてくださり、水もくださり、食料も与えてくださってここまで導いてくださった神様が私たちに乳と蜜が流れるカナンの地をくれると約束してくださったではないか!私たちはできる！と言えばよかったものを。
たった10人の隙間によって、0.0005%の隙間によって200万人の信仰があっという間に崩れてしまいました。その結果、彼らはなんと40年間、荒野をさまようことになり、神様のみことばに従うのではなく、自分たちの信仰に隙間を与えてしまった当時の成人たちは皆死ぬことになり、永遠にカナンの地に入ることができなかったのです。
しかし、パウロはどうでしたか。いくら苦難に遭っても、いくら困難に直面しても、彼は少しも信仰の隙間を許しませんでした。むしろ苦難に遭うほど、彼の信仰は強くなります。ですから当時パウロは多くの人々の前で縛られ尋問を受け、本当に人間の目で見れば恥ずかしくもあり自尊心も傷つく状況にあったにもかかわらず、彼は堂々とすることができたのです。
パウロが他の人々も自分のようになることを願うと言った本当の意味は、自分のように縛られることを願うということでもなく、自分のように殴られたり追い回されたりすることを願うということでもなく、すべての人々が揺るがない信仰、隙間を与えない信仰によって義の栄冠を受けることを願うという意味なのです。
これからはどんな困難が迫ってきたとしても、小さな隙間も与えない強い信仰を持つことによって、隙間を狙う悪魔サタンと戦って勝利をおさめ、ついには正しいさばき主であるイエス様がくださる義の栄冠を一人残らず全て受けられる皆様であらんことを主の御名においてお祈りいたします。
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