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イエス様はエルサレムに入城される時、ロバに乗られました。その当時の状況を見るととても感動的です。多くの人々がロバに乗って来られるイエス様を賛美しました。
エルサレム全体に歓声が響き渡ります。ところが、その歓声をイエス様だけでなく、イエス様が乗っておられたロバも聞きました。人々が上着を道に敷き、木の枝を切って道の上に広げながら迎え入れるとき、その上を直接踏んで行ったのはロバだったのです。しかし、ロバがしたこととは何でしたか。ただイエス様がこちらへ行こうと言ったらこちらへ、あちらへ行こうと言ったらあちらへ行っただけでした。このように従ったロバは、自分には何の資格もないにもかかわらず、このように用いられたということを、私たちは忘れてはなりません。
私は自分の力でできる、自分の能力だけですべてできるという人を神は喜ばれません。喜ぶどころか見向きもしません。むしろ、神は謙遜な中で主を頼り、主に従う人々を道具として用いることを望んでおられるのです。
それでは、我々はどうすべきでしょうか。神様に用いられるためには、どうすればいいでしょうか。今すぐ神学を学び牧師にならなければならないのでしょうか。そして宣教師として生きていかなければならないのでしょうか。。それとも全財産を売り払って主に捧げなければならないのでしょうか。
神は私に能力をくれます。さあ、私があなたを道具として用いるつもりだから、あなたは一生懸命努力して素晴らしい道具となって来なさい、とはおっしゃいません。私があなたを道具として用いるつもりだから、私があなたに能力を与える、あなたを私の望む道具にするとおっしゃるのです。
私があなたを使おうと思う、私の道具として用いられればあなたは祝福を受ける。そのために私はあなたをふさわしい道具として造りかえる。
それでは私たちは何をすればいいのでしょうか。そうです。イエスを背に乗せたロバのように、こっちに行けと言われたらこっちへ行き、あっちへ行けと言われたらあっちへ行けばいいのです。
それではこのような主の導きはどこにあるのでしょうか。神学校にありますか。それとも祈祷院にありますか。いいえ、これはまさに私たちの日常の中にあります。アブラハムもモーセもダビデも、みんな日常の中にいるときに主に呼ばれました。日常の中で主は私たちを導いてくださり、私たちを道具として造りかえてくださり、また私たちを用いてくださるということを信じることを主の御名においてお祈りいたします。
今この瞬間どんなに価値があるように見える事でも主が導いて下さらないので事なら何の価値もありません。しかし、神様が許し、主が共にしてくださることなら、これは後に必ず主が大きく用いてくださると信じます.
私たちは従順すれば良いです。人に従うのではなく、主に従うのです。主が導いて下さいます。神が認めて下さいます。神は力を下さいます。
たとえ、今が大変でも落胆せず、挫折せずに主と共に歩み、主から与えられる能力によって主によって大きく用いられる皆様であらんことを、主の御名においてお祈りいたします。
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