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世の中の勝負師たちは、自分の努力を信じています。自分の手段を信じています。自分の知恵を信じています。自分の方法を信じています。自分の経験を信じています。自分の能力を信じています。そして必ずや勝ってみせるという信念を持って勝負に臨みます。これが世の中の勝負師たちなのです。
しかし、自分の努力と手段と知恵と方法と経験と能力を頼りながら生きていこうしていたヤコブの生涯はどうだったでしょうか。エジプトの王である
ファラオに会った席で、年齢を尋ねる王の質問に対してヤコブは、いろいろなわざわいのある日々を過ごしてきた答えます。
自分なりに一生懸命、生きてみようと思いました。神のみを頼る人生ではなく、私の能力も頼りながら必死に生きてきました。そして、ここにわたくしの想像を少し加えるとしたら、少なくとも自分の父イサクのようにただ神様だけを頼って生きるのではなく、より良い人生、父よりよい人生を送ってみようとしました。あるいは、そのようなつもりだったのかもしれません。しかし、結果はどうでしたか。そうです。わざわいの日々だったということです。
世の中の勝負師としてのみ生きていこうとすれば、その瞬間は勝ったようでもあり、かっこよく見えるようでもあり、より多くのものを得られたかのように見えるかも知れませんが、少し経つと、それがわざわいの多い人生だったということを悟るようになるのです。
それでは、我々はどのような生活を生きて行かなければならないでしょうか。まさに神の中での勝負師として生きて行かなければなりません。世の中の勝負師たちが自分の努力と手段と知恵と方法と経験と能力を頼るなら、神の中での勝負師は、神の知恵と神の力と神の愛を信じることです。神にすべてを任せてしまうのです。
神は全能であります。神は私を愛しておられます。神は私のために備えられます。神は私を導かれます。アーメン！
これを信じて前に進むことです。自分を信じるのではなく、世の中を信じるのではなく、私を愛してくださる全能の神を信じて進むこと、これこそがまさしく神の中での勝負師なのです。今うまくいけば、神の恵みであり、今いまくいかなくても、後で必ずうまくいくはずだから、神の恵みということ信じる皆様であらんことを主の御名においてお祈りいたします。
そうです。世の中の人々にとっては、自分がうまくやると成功であり、自分がしくじると失敗ですが、私たち信仰の中にいる人にとっては、ああなっても成功であり、こうなっても成功なのです。その理由は何でしょうか。それは、まさに神は全能の神であられるからです。神に過ちはありません。そして、その神が私たちをあまりにも愛しておられるからです。
私たちが、今この瞬間、少し苦しくても大丈夫です。心配したり、争う必要がありません。天地を創造された神様が私と共におられます。全能なる神が私と共に歩みます。神様が私をとても愛しておられます。神様が私を今この瞬間も導いてくださっているのです。
このことを信じて、神の中での真の勝負師として、入るときにも祝福され、出て行くときにも祝福される皆様でありますよう、主の御名によってお祈りいたします。
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